就活サイト紹介

最近気になる記事を見かけました。

エリート就活生でじわじわ進む大手サイト離れ。学生売り手市場で採用激化

私の身の周りを見ていてもそうだろうなあと実感することがしばしばです。
そもそもリクナビやマイナビは多種多様な大学や学部の人達が皆使用するため、企業がターゲット層とする学生にアクセスするには効率が悪すぎます。学生にとっても、誰向けの情報なのか分かりにくく取捨選択が困難なものとなっています。
中小企業では逆学歴フィルターなんてものもある中で、リクナビやマイナビがサジェストしてくる企業も当てになりません。

似たような文脈としてこちらの記事も読みました。

こちらの記事はやや脚色が過ぎる気もしますし、インタビューを受けている東大生の方もちょっと考え方がプライドが高いというかやや偏った考えを持っているような印象を受けました。
それでも現在の東大生の就活のトレンドをある程度反映しているのかなとは思います。といいますのも、特に理系院生だと就活が上手くいかなくて企業を大量に受ける人と、受ける企業を絞り込んで効率良く内定を得る人で二極化しているからです。
研究室の先輩や同期などの話を聞いている限りでは、エントリー(受験)数の平均を取ると20~30社程度でしょうが、前者は40社程度、後者は10社程度になっているのかなという感触を受けています。

そうはいっても、ただリクナビやマイナビは信用ならんよねと言っているだけでは無責任かなとも思います。
私の場合は他の専門的な就活サイトやインターンで知り合った人から締切が近いorその人も出している企業といったような情報を得た上で、企業の個別ページにアクセスしてプレエントリーし、イベントの情報を得てES提出or参加という流れを取っています。
そこで、私がしばしば信用できる情報源として利用している専門的な就活サイトを以下で紹介していきます。

理系ナビ

理系学生を対象とした就活支援サイトです。暗黙の了解となっているのか分かりませんが比較的高学歴向けなのかなといった印象を受けます。
理系院生にとっての最適解といえば(外銀外コン志望でなければおそらく)このサイトでしょう。
他サイトとは異なりメーカーの研究職・技術職採用についても詳細な業界紹介やセミナーがあります。このため研究室推薦や学科推薦が手薄で自由応募がメインとなる理学系や生物系の人だけでなく、推薦が強い機電系などの人も登録する価値はあると思います。かつてとは異なり、推薦状を選考の単なる入口くらいにしか捉えていない企業も多いと聞きますし。

私の場合はこちらのセミナーに積極的に参加していました。業界研究セミナーだけでなく、ES/GD/面接対策セミナーなど何から手を付ければわからないといった問題についても丁寧にレクチャーしてもらえます。
また、セミナーなどで出てくるこの会社の社員さんは(当然ながら)理系出身で、研究室生活で忙しい理系院生の就活に対してかなり強い思い入れがあるように感じられました。理系院生(特に拘束時間が非常に長い化学・生物の実験系の人)の大半が悩みがちな研究と就活の両立についてなど、一般的な就活支援業者の手が回りにくい部分についても社員さんに聞くことができるというのはこの会社ならではの強みでしょう。

ONECAREER

エントリーシートや選考レポート、イベント告知がまとめられているサイトです。
上記の理系ナビとは異なり主に文系就活向けのサイトですが、ONECAREER自身もイベントを開催しており参考になります。
また面接などの選考ノウハウについてもまとめてあります。

私はONECAREERが主催する面接対策イベントに出て利用していました。同社にインターンしている学生(内定獲得済みの4年生)がメインで回している和気あいあいとした感じの印象を受けました。一般的な文系就活のノウハウをさらうには最適でしょう。
また、コラムでは業界研究の記事を参考にしていました。この業界は大まかにいえばこんな感じという全体の相場観を掴むことができるという意味で有意義でしょう。

Unistyle

過年度のエントリーシートや選考レポートがまとめられているサイトです。
かつては有料だったそうですが、現在では無料になっているため会員登録するだけで全てのコンテンツを見ることができます。
他にテクニックのまとめやコラム、インターンや選考の〆切情報が掲載されています。

私は過年度のESはそれ程見ていません。というのも、ESでは書いてあることを個々人のエピソード(原体験)に帰結させる必要があるため、内容を見たところでそれ程参考にならないと考えているからです。
それよりもむしろテクニックのまとめやコラムを読んでESの書き方や選考の進め方について理解を深めるという使い方をしていました。
また、〆切情報のまとめもよく利用していて、見逃した情報がないかチェックするのに便利でした。

外資就活ドットコム

記事中にある「外資系企業に絞ったベンチャーの就活サイト」とはここのことでしょうね。こちらのサイトは名前の通り、他サイトと比較して特に金融業界に強いという印象があります。外資は勿論、日系でも応募人数・採用人数共にかなり少なく他サイトではなかなか情報が出てこないコース別採用について詳細なレポートが出てくることが多いです。
コラムも充実しており、理系院生向けのものもあるためかなり参考になります。

私は外資金融・コンサルに行ける程ガツガツしてないからそんなに当てにならないだろうと当初は思っていました。しかし、日系でも大手だと選考のステップについてかなり詳しくまとめてあって使いやすいものです。
また、インターンの〆切まとめではUnistyleとまとめ方が異なり、併用するとカバー率をかなり上げられるので重宝していました。

みんなの就職活動日記(みんしゅう)

こちらは就活生同士が利用できる掲示板です。
これまでに挙げてきた専門的な就活サイトとは毛色が異なり、比較的一般的な就活用サイトです。就活生なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

私はいわゆるROM専というやつで、特に書き込みをしたことはありません。こんなところに情報を垂れ流して自己顕示欲を丸出しにしたところで特に利益もありません。
選考通過のメールが来たという書き込みを見てサイレントかどうか確かめるために使っています。お祈りされたっぽいなら、メールが来るのを待っていないで次に切り替えたほうが効率的ですからね。

VORKERS

今まで紹介してきた新卒就活向けのサイトとは異なり、こちらは転職者向けの口コミサイトです。似たようなサイトにキャリコネ転職会議カイシャの評判などがありますが、情報量が一番多いのはこのサイトでしょう。

内部にいる人や昔在籍していた社会人の方が口コミを書いています。現職への不満や待遇面といった直接聞きにくいことは勿論のこと、やりがいや会社の強み弱みといったことも書かれているため新卒就活でも参考になります。
学生が考えたことではたかが知れているので、社会人の生の声を知ることができるという意義は大きいでしょう。入社後のギャップを減らせるのかなという期待もあります。
但し信憑性は何とも言えないので、OB訪問などでそれとなく確かめてみると確実でしょう。


いずれにせよ、リクナビやマイナビを使ったマス広告・大量エントリーを基にしたシステムは制度疲労を起こしているのかなといったところです。
かつてインターネットが普及する前は、企業がターゲット校を定めてその大学の就職課に求人票を送ることによって学歴フィルターを作り出していたと聞いたことがあります。しかし、近年では企業が再びターゲット校の採用(つまり学歴フィルターの利用)を強化していく方針のようです。(参考:HR総研:ターゲット校採用をしている大手企業は56%

インターネットによる(見せかけの)自由化を経て、学校別説明会やリクルーター、OB訪問といったアナログなチャネルによるターゲットを絞った採用に回帰しつつあるのかもしれませんね。
私達就活生もこれらの就活サイトに頼るだけでなく、大学のキャリアセンターやOB訪問といったアナログなチャネルを利用する必要があるといえます。

では今日はこの辺りで。