MBTIから学ぶ企業の欲しい人材像

おさかなです。お盆ですね。

就活関連でまたしても面白そうな記事を見つけました。

自分に合っている企業に素の自分で挑むという戦略

といいますのも、私が休学に至るまでその5 ~MBTI~で行き着いた結論に似ているなと思ったからです。
更に、この筆者はこんな記事も書いています。

企業によって欲しい人材像は異なるに決まってんだろ!!

主張自体はずばりタイトルそのものです。
企業や業界にはそれぞれ社風があり、求める人材のタイプも代わってくるというものですね。
具体的には、以下のように挙げられています。

人間は一つぐらい何かの天才(=才能がある)ですし、自分に合ったところは必ずあります。

メガバンクであれば、学習能力の高さとルールや規範を守る、ある意味杓子定規な性格。

証券の営業マンやリクルートなどの人材系であれば、人の気持ちを考えずに、ごり押しできる精神性。

広告業界であれば、いじられてもうまくかわせる世渡り上手な立ち振る舞いと情報感度の高さ。

商社であれば、ゼロベースからなんとかしてしまう生命力があり、たくましい人。

メーカーであれば、地味でもPDCAサイクルをきちんと回せる真面目さ。

ITシステムであれば、対人があまりうまくなくとも、愚直に積み重ねることができる研究熱心な性格。

 

上記1つ目の記事では、以下のように挙げられています。

もしあなたが「自他ともに認める優しい性格で、協調は得意なタイプ」だとしたら・・・

あなたは、きっとメーカーに好まれるでしょう。

メーカーでは、俺が俺がというタイプより、縁の下の力持ち的な人材が重宝されるからです。

逆に「自分が一番、前に出て目立つのが好き、いつも勝ち負けにこだわりたい競争大好きタイプ」でしたら、証券会社の営業マンや人材会社の営業が向いていると思います。

 

ここに挙げられている人材像自体は、私がインターンや座談会などを回って自分の足で手に入れてきた情報やサークルや研究室などの先輩同期後輩を見ていて思うに大体は当たっているかなといった気がします。
ただ、なぜそう思えてくるのかという疑問が湧いてきます。
経験則に頼るだけで終わらずに理由を考察するため、ここに提示されている人材はMBTIでみるとどのような要素が当てはまるのかという観点から分析してまとめてみます。

参考:  性格タイプ別 天職の探し方・適職の見つけ方

メガバンク

「学習能力の高さとルールや規範を守る、ある意味杓子定規な性格」といえばESTJ型でしょう。

メガバンクを始めとして銀行はお金を扱う組織であるため様々な物事が明確に規定されています。
いわゆる銀行文化というものですね。
ややもすると窮屈に見えるこの文化に適応して生き残れるのは、自らが置かれた立場やルールを理解してそれらに忠実に行動できる人でしょう。
その点でESTJ型は相性が良いでしょう。

他にISTJ型やISFJ型も悪くはないですが、常に他者と比較競争され噂話などを気にしなければならない環境に合うかどうかという点で難しいところもあるでしょう。

証券や人材系の営業マン

「自分が一番、前に出て目立つのが好き、いつも勝ち負けにこだわりたい競争大好きタイプ」といえばESTP型でしょう。
このタイプは人と接することが好きで新しいことへの挑戦や実践を好むので、営業との相性が良いのです。
また与えられる裁量が大きく、ノルマを達成していさえすれば何をしていても良いという点でも自由を好むESTP型とぴったりです。

ENTP型やENFP型も向いているとは思いますが、他の人と同じことをするのを厭うところがあるため業界によっては難点になるのかなと思います。

広告業界

「世渡り上手な立ち振る舞いと情報感度の高さ」というので適しているのはENTP型と思われます。

常に新しいことを追求する姿勢と、より多くの人々に受けるための計算高さの両方が必要とされてくるでしょう。
その点では新たなことを立ち上げようとするENTP型と相性が良さそうです。

ENFP型とも相性が良さそうですが、多くの人々に受けるために割り切るというのが苦手な点がネックになるかもしれません。

商社

「ゼロベースからなんとかしてしまう生命力があり、たくましい人」というのはちょっと曖昧で難しいですが、仕事に夢とロマンを追い求め情熱を持って突き進んでいくという意味ではENFP型が最も近い気がします。

商社は卸売ですから、メーカーや消費者といった様々な利害者の間に立ち話をまとめていく必要があります。
立場の異なる多くの人々を巻き込んでいく力という意味ではENFP型と相性が良いでしょう。
更に、近年では幅広い分野への投資を進めていることから、未来の可能性を見通す必要があります。

これは不動産でもやや共通するところがあるかなとも思います。
といいますのも、不動産ではアナログな要素がまだまだ残っているため人情や将来の可能性といったようなところが重視されてくるからです。

メーカー

メーカーは基礎研究や商品開発、生産技術、品質管理、営業(多くの場合はBtoBのルート営業)、総務、人事、経理、財務、法務、調達、知財など多種多様な職種があり、それぞれで求める人材像が異なるように感じます。

おそらく筆者が想定しているのは文系で営業以外の管理部門のお仕事でしょう。
その場合は確かに「自他ともに認める優しい性格で、協調は得意なタイプ」が向いていてISFJ型やISFP型などが良さそうな気がします。
これらの業種は確かに他者を支えるというものですね。

経理や法務といった堅めな職種であればISTJ型やESTJ型も向いてくるでしょう。
人事や広報といった人相手の仕事であればESFJ型、INFJ型、INFP型も適性がありそうです。

ちなみに基礎研究であれば大学の研究者同様にINTP型やINTJ型、商品開発であれば広告業界と同様にENTP型が向いてくるように思います。
生産技術や品質管理は着実な管理や改善を好むISTJ型やISTP型、ルート営業では物と人を繋ごうとするISFP型やINFP型が向いてくるでしょう。

ITシステム

ITシステムにも様々な職種があり、研究開発やシステムエンジニア(SE)、プログラマー(PG)、営業(多くの場合はBtoBのルート営業)があります。

おそらく筆者が想定しているのは研究開発やプログラマーでしょう。
確かに研究開発であれば新しいアイデアを追求したり、それを実現に落とし込んだりするために熱心に研究を積み重ねたりできるINTP型やINTJ型が向いてくるでしょう。
また、プログラマーであればより効率の良い手段を追い求めたり、システムを維持したりするという点でISTP型やISTJ型が向いてくるでしょう。

しかし、SEはやや様相が異なりそうです。
SEの業務は直接プログラミングすることではなく、官公庁や企業から請けてきた案件が要件通り仕上がるように下請け業者の工程を管理するプロジェクトマネジメント(PM)が主な仕事となってきます。このため、プロジェクトの達成に向けて予算や人員を適切に管理するという点でENTJ型やENTP型が向いてくるのかなという印象があります。

なお、営業は組織や人のニーズと商品(システム)を繋ごうとするお仕事となるためメーカーと同様にISFP型やINFP型が向いてくるのかなと思います。
ただ、接待などもそれなりにあるので多くの人々との折衝が好きではないことがネックになるかもしれません。

経営者

上記にはありませんし、就活という視点からはやや外れますが適職という観点で書いておこうと思います。
私がベンチャー企業の経営者を見たところではかなり多様なタイプがいるなと感じます。
私はこれまでENTJ型、ENTP型、ESTP型の経営者の話を聞きました。

ENTJ型の経営者はビジョンを示し、合わせてその実行策も示すことが本当に上手いなといった印象です。
さながら最初からリーダーになるのが当然といった雰囲気を醸し出しています。
ただ言い回しがややもすると威圧的という弱点を抱えており、本人も自覚しているところのようです。

ENTP型の経営者は好奇心旺盛で、常により良いアイデアを探し回り新たな可能性を追求している姿勢が一貫しています。
専門分野に対しては鋭い指摘を入れる一方で、専門外の分野に対しては少年のように目を輝かせてワクワクしながら話を聞いています。
ただ細かな実務を厭う傾向があるようで、実行策を練ったりといったことは部下に任せているようです。

ESTP型の経営者は凄腕営業マン上がりで、頭の回転が早く実務的な印象を受けます。
ビジョンを示しつつも、どのようにして自分らのビジョンを実現に落とし込み拡大していくかについてよく計算しています。
ただワンマンタイプで、結論がなかなか出ない議論は無駄だと切って捨てているようなところがあるようです。

その他

ここまでで出てこなかったタイプについても触れておこうと思います。

ESFP型は接客要素のある職業に幅広く向いています。初対面の人とでも仲良くでき、競争を嫌うところがあるためです。

ESFJ型やENFJ型、INFJ型はカウンセラーや教師に強い適性があります。人の役に立ちたいという欲求が強いためです。
人材業界や企業の人事担当者としてもよく働けるでしょう。

以上の4つの型は目の前の人に喜んでもらえることから、医療職への適性も幅広くあります。


こうしてみると企業がほしい人材像というのは企業毎のビジネスモデルや業務内容によってある程度合理的に決まってくるのかなという印象があります。

自身がどのようなスタイルで働きたいかといったことを診断ツールを用いつつ見極めていきましょう。

最近見つけたのですが、キミスカの診断ツールですと性格や価値観の傾向だけでなく職務適性、ストレス耐性、回答の虚偽尺度といったようなことまで確認することができます。



ではでは。