MBTIを深掘り

おさかなです。

さて、MBTIについて休学に至るまでその5 ~MBTI~で簡単にですが説明しました。
ただ、やや説明不足だったかなと思うところがあり補足しておこうかなと思う部分がありましたので、まとめておきます。

8つの心理機能

前回まとめた記事の復習がてら、MBTIがどのようなものかをさらっていきましょう。

MBTIは4つの指標を使って人間を24=16の類型(タイプ)に分類しようというものです。
4つの指標とは、以下のものからなります。

  • 意識の方向:外向(E) ↔ 内向(I)
  • 認識:   現実(S) ↔ 直観(N)
  • 判断基準: 論理(T) ↔ 道理(F)
  • 戦術:   柔軟(P) ↔ 規範(J)

ただ、これらの4つはきれいに分けられるものではないという話もしました。
ではこれをどのような状態として見なせばよいのでしょうか。

ユングは人間の性質を8つの心理機能というものに分けました。
外向的感覚(Se)、内向的直観(Si)、外向的直観(Ne)、内向的直観(Ni)、外向的思考(Te)、内向的思考(Ti)、外向的感情(Fe)、内向的感情(Fi)の8つです。
ここから各類型では4つの機能を特に強く持ち合わせているという理論ができました。
それぞれ第一、第二、第三、第四の心理機能と言い、最初が幼少期から発達している優勢機能、次の2つがある程度(思春期~30歳くらい?)成長してから発達してくる補助機能と代替機能、最後のものが持ち合わせているものの優勢機能を発揮するために抑え込まれている劣勢機能とされています。

以上の話から私なりに考えてみると、おそらく8つの心理機能はレーダーチャートのように表され、どの形になるかによって類型が決まってくるというものなのでしょう。

また、バランスが良いと言われる人は弱いとされている心理機能についてもそれなりに持ち合わせていることに由来するのでしょう。
但し真円は難しいはずです。というのも心理機能は各々が独立しているわけではなく、強く発揮するためには正反対のものを抑える必要があることから偏りが生じるはずです。

様々なサイトにそれぞれの詳細がまとめられていますが、ここでは簡単に一言でまとめてみましょう。

参考:MBTIタイプ論

外向的感覚(Se)

自分の身体や他人、そして外界にある物をありのままに詳細に受け取るというものです。
周囲のものをそのまま楽しむという感じですね。
ややもすれば刹那的になりそうな気がします。

内向的直観(Si)

自分の経験や体験を記憶として蓄えておくというものです。
現実を切り取って自分で世界を作り向き合っていくという感じですね。

外向的直観(Ne)

外界の様子から素早く本質を見抜き、可能性を見出そうとするというものです。
周囲の物事をヒントにアイデアを次々とひらめいていくという感じですね。

内向的直観(Ni)

複数の事象や現象、概念の共通性や関連性を捉え、ひとつの象徴的なイメージに集約するというものです。
外向的直観では発散する感じですが、こちらは収束するという感じですね。

外向的思考(Te)

ルールを作って周囲の人を守ろうとするものです。
関心が周囲に向くのが外向的の所以ですね。
社会で生きやすそうなものですね。

内向的思考(Ti)

意識の内面において、論理的に判断の基準を築きあげるというものです。
物事を自分なりの観点で分析して考えを詰めるという感じですね。

外向的感情(Fe)

外界の対象の調和を図るというものです。
みんなと仲良くなろうとすることを望むという感じですね。

内向的感情(Fi)

自己の内面における調和を大切にするというものです。
自分自身の価値観や感性を探求し続けるという感じですね。
まるで詩人のようですね。

心理機能の順番と相性

一般に要素が似ている類型の場合は心理機能が似てきます。

中でも外向的(E)と内向的(I)だけが異なり、他の要素が同じ類型の場合は心理機能の順番だけが異なり要素自体は全く同じとなります。
例えばISTJ型はSi、Te、Fi、Neを、ESTJ型はTe、Si、Ne、Fiの順になるということです。
ちょっと直感からは外れる気もしますが似た者同士という訳ですね。

ただ、規範型(J)と柔軟型(P)が異なる場合は強く発揮される心理機能の要素が全く異なってきてしまいます。
例えばISTJ型はSi、Te、Fi、Neを、ISTP型はTi、Se、Ni、Feの順になるということです。
このため考え方が結構異なるものになってしまいます。

MBTIの中心学派では否定されているようですが、これらの要素を拾い上げて各タイプ間の相性を考察する人達もいます。
特に、ロシアで独自に発達したソシオニクスを中心としてこの相性論が出てきています。

一般的には、第三の心理機能(代替機能)を優勢としている他者を好ましく感じ、第四の心理機能(劣勢機能)を優勢としている他者を疎ましく感じる傾向があるようです。


これまでの記事で紹介してきたMBTIよりもユング心理学の要素が強くなりました。
他の人を観察していてどの心理機能に長けているか、どの心理機能が弱いかなんてのを考えてみるのも悪くはなさそうです。
理解は深まりましたでしょうか。

ではでは。