世の中の仕事を3つに分類すると

これまで、仕事の適性に関する記事をいくつか書いてきました。
時にMBTIに絡めたり、時にキャリアカウンセラーの方の経験則を拾ったりしてきました。

ここでふと思ったことがあるのです。職業の適性についてよりわかりやすく伝えられる方法はないか、と。
初対面の人にMBTIの話をしてもなかなかピンとこない、かといってステレオタイプ的な職業のイメージ像を根拠もなく喧伝するのは避けたい。
そこで、どこかで聞いたフレーズを自分なりにまとめて分類してみました。

世の中の仕事は

  • 0を1にする仕事
  • 1を90にする仕事
  • 90を100にする仕事

の3つに分けられると提唱してみます。

それぞれの仕事について詳しく見ていきましょう。

0を1にする仕事

全く新しいアイデアを生み出したり、これまでになかったような仕組みを考え出したりするお仕事です。
具体的には、研究者(アカデミア民間問わず)、起業家、芸術系、企画系などといった業種が当てはまるかと思います。コンサルティングや新規開拓営業もこの要素が強いと思います。

クリエイティブで高度に知的なお仕事といったイメージですね。
他人と違うことをして新たな価値を生み出されたら称賛されるという世界です。

これは確かに得意な人と苦手な人が大きく分かれます。
MBTIでいうN(直観)の要素がないとつらいことでしょう。
しかし私が研究室で見たりコンサルティングの会社を受けてみたりした印象では、この得意不得意は学力とはそれ程相関が大きくないように思います。
おそらく学校ではあまり教わらないことだからでしょう。

また、世の中全体からしてみるとこのような仕事の割合はそこまで高くはありません。
よって全員がこのような仕事をしなければならないという訳でもないのです。

1を90にする仕事

既にあるアイデアや仕掛けを実現に落とし込んだり、実際に動く形に持っていったりするお仕事です。

世の中の仕事の多くはこちらに当てはまるかと思います。営業でもルート営業ならこちらでしょう。
というのも、多くの企業ではある程度確立したビジネスモデルが既にあり、それを具体化してオペレーションを作ったり(総合職)、それを回したり(一般職)するということが必要になるからです。
ベンチャー企業でも、0を1にするのは社長や役員を始めとする数人だけで良くて後はそのアイデアを膨らませる人が欲しいといったことはよくあります。
他の人と同じことをやるのを厭わないという点で、MBTIでいうS(現実)の要素があるほうが捗ることでしょう。

このような仕事ができるかどうかの能力は学力とある程度相関があるのかなという印象があります。
学校での学習を通じて知識の蓄え方や計画の立て方などを身につけるからでしょう。
多くの企業が難関大学に合格している人を優先的に採用しようとするのも、受験勉強や大学での学習を通じて計画性や忍耐力、粘り強さを培ってきたとみなせるため、この種類の仕事ができそうかを判断する根拠としては合理性がそれなりにありそうです。

勿論、関係する人と折衝するといったように、学校では学習しにくい要素も必要となってくるため学力で全て決まるという訳ではありません。

90を100にする仕事

物事を100点満点にするために精度を上げていったり、既にある物事をチェックしたりするお仕事です。
具体的には公務員、銀行関連、会計系、医療系といったように世間一般で堅いとされる業種が当てはまるかと思います。品質管理職のように技術系のお仕事の中にも当てはまる職種があることでしょう。

これらのお仕事に共通するのは、間違いがあると違法となって罰せられたり、人の命にかかわったりする可能性があるということです。
このため、なるべく完璧に近い成果物を出すことが求められます。
100点満点が決まっていて、そこから離れていると減点されるという世界です。

こちらも確かに得意な人と苦手な人が大きく分かれます。完璧主義者という言葉があるくらいですね。
ただ、こちらは学校でも学習の姿勢を通じて適性のかなりの部分を判定することができそうです。ミスが少ないかどうかですね。
また、普段の生活でも部屋が整理整頓されているかどうか、規則を重んじるかどうかといった要素で他人からも分かりそうなものです。
MBTIでいうJ(決断)の要素があるほうが捗ることでしょう。
逆に注意欠陥多動性障害(ADHD)の人がこのような仕事をしようとすると、多くの場合では過剰な困難が待ち受けることになります。


ここで注意していきたいのが、必ずしもどれかの仕事が価値があるということです。どれかの仕事が価値がないというものでもありません。

人は多くの場合、自分の置かれている環境が良いものであると喧伝しがちです。
話者が営業や広報のように、自身の扱っている物事が良いものだと宣伝する必要がある人々の場合は特にそうです。
以下のサイトで研究者もそうだとありますが、これも科研費を始めとする競争的資金を獲得するために自己PRを盛んに行わなければならないからですね。

研究に向く人と向かない人を見分けるためのたった一つの質問

どれでも良いので自身に向くものを見分け、適切な職業選びにつなげるべきでしょう。
私はこのサイトで散々書いているように、MBTIの観点で見てみるのが良いのかなと思っています。

ではでは。